夫婦での上下関係?正解はあるの?

かつて、日本では「妻は三歩下がって夫に従うのが当たり前」とされていた時代もありましたが、現代では男女は平等です。

夫も妻も対等な関係にあるものとして結婚します。

でも、それを頭ではわかっていても、夫が妻をつい部下のように扱ってしまう、ということもあるようです。

夫側は無意識でも、知らない間に妻側には不満と怒りが溜まりに溜まっているかも…!?

あなたとパートナーの関係はいかがでしょうか?

そして、そもそも夫婦の上下関係とは何なのか、その正解はあるのか、夫婦ふたりで改めて話し合ってみました。

夫婦の上下関係に正解はあるのか?

夫婦の上下関係に正解はあるのか?

夫婦喧嘩になった時などに、イラっとした妻が、

「私はあなたの部下じゃない!」

「あなたは私の上司じゃない!」

と言い放つ。

あるいは、口に出さなくても、普段から夫に対してそういう不満を心の中に持っている女性は結構いるのではないでしょうか?

ひよこひよこ

あと、「私は家政婦じゃない!」というパターンもありますね。

もちろんその逆のパターンもないとは言いきれませんが、どちらかというと夫側が妻を部下扱いしてしまうことのほうが多いと思います。

ですが、そんな夫の全員が、「自分のほうが妻よりえらいんだ!」と思ってそうしているわけでもないでしょう。

今の日本では、まだまだ男性のほうが会社で部下を持つことが多いですよね。

まして、年齢が上がるほどそういう機会や経験も増えます。

なので、家庭内でも、自然と妻を部下のように扱ってしまう…ということになりがちなのかもしれません。

つまり、必ずしも悪気があるわけではないのです。

とはいえ、いくら悪気がないと言っても、いつもそういう態度で接してこられる妻のほうは、ストレスがたまりますよね。

ひよこひよこ

じゃあ、夫婦ではどういう上下関係にすると一番うまくいきやすいんだろう?

うしおうしお

う~ん、そもそも上下関係を作ろうというのがおかしいよ、だって会社じゃないんだから。
でも、そのうえで、あえてどちらかを上司にするのであれば、僕は妻のほうをそうした方がいいんじゃないかと思うね。

ひよこひよこ

実際、夫婦関係について書かれた本でもそう出てくるよね。
妻を上司と思え」って。

私たちの考えでは、夫婦に上下関係はないほうがよいと思っています。

それでも、あえてどちらかを上司として考えるなら、夫ではなく妻のほうです。

なぜかというと、先に述べたように、男性のほうがつい相手を部下扱いするのに慣れていることが多いからです。

ひよこひよこ

だから、奥さんのほうが上司だと思うくらいがちょうどよくなるんじゃないかな?

うしおうしお

それでやっと対等になるよね、実際のところは。

なので、夫が妻のことを上司だと思えば、うっかり部下扱いすることがなくなり、結果としては対等な関係が保てるのでは?というわけです。

ただし、これは、本当に妻に対して上司として接するのではなく、あくまで夫側の「意識」の話ですよ!

「妻を上司と思え」という字面だけを見ると、

「なんで自分が嫁の掌の上で転がされないといけないんだ!」

「会社に上司がいるのに、家にも上司がいるのか!」

「家庭も仕事か!」

と、イラっとする男性もいるかもしれませんね。

うしおうしお

まあ、字面だけ見れば僕もちょっとイラっとするかも(笑)。
でも、あくまで、ただの字面だからね。

別に、妻の命令に絶対服従だとか、すべての決定権を妻が持ち、必ずその指示を仰がなければならないとか、そういう意味ではありません。

「妻を上司と思え」の本質は、対等な夫婦関係を作るにあたって、そういう意識を持った方がうまくいきますよ、ということです。

常にこう意識しておけば、妻を部下扱いしなくてすみます。

つまり相手を軽んじることがなくなるので、夫婦関係も良好に保てるんですね。

ひよこひよこ

むしろ本当の意味で上司として扱ってほしい奥さんなんて、そうそういないんじゃないかな~(笑)。

とはいえ、妻のことを上司だと思うよりも、夫婦関係においてもっと大事なことがあります。

それは、ごく日常的に相手を労ったり、感謝したりすること

あるいは褒めたり、冗談を言って笑わせたりすることなどではないでしょうか。

もちろん、これは夫だけでなく、妻も心がけるべきことです。

考えてみれば、これは夫婦に限らず、対等な人間関係を作る上でごくごく当たり前のことですよね。

多くの男性はビジネスの場で負けられないという局面に立たされることも多いので、ある意味ついマウントをとる癖がついているとも言えます。

でもそれを家庭に持ち込まれると、妻としては何だか対等に扱われていない気分になってしまいます。

一方、女性のほうには「私を対等に見てほしい」と思う人が結構いると思うのですが、これにも理由があります。

それは、男性とは逆に、ビジネスの場でも「女だから」というだけで下に見られるという経験をする人が多いことが影響していると思います。

だからこそ、家庭内でも下に見られると、例え夫に悪気がなくても、うんざりしてしまうのです。

それに良い人間関係を作ろうと思ったら、あれこれ命令されたり、下に見られたりすることを喜ぶ人はいないので、そこに気を付けますよね。

まして夫婦は、もともと対等な関係でお付き合いをして、結婚に至ったはずです。

それがいつの間にかバランスが崩れて、夫婦の仲にまで影響しているのなら、少々考えものかもしれません。

ひよこひよこ

結婚した途端、下に見られるんだったら、「それだったら結婚なんてしたくなかったわよ」って思われても仕方ないかもです。

10年以上ずっと仲良し!私たち夫婦の上下関係

10年以上ずっと仲良し!私たち夫婦の上下関係

ちなみにわが家の上下関係はどういう感じになっているかというと…

うしおうしお

上下関係はまずほぼ無いに等しい。
でも一応、決定権が僕にある。

ひよこひよこ

だからそういう意味ではうしおさんの方がちょっと上なのかな?

うしおうしお

まあ、決定権があるという意味はでね。

私たち夫婦には上下関係というのは基本ありません。
ただし、お金に関する決定権は一応うしおにあることになっています。

うしおうしお

お金に関することは、揉めたら面倒だからね。

それ以外は平等です。

うしおがひよこに対して、上司みたいにプレッシャーをかけたり、「ああしろ、こうしろ」みたいな命令をしたりはありません。

もちろん、その逆もありません(笑)。

ひよこひよこ

家事の押し付け合いとかも特にないよね。

お互いの性格的なものも影響しているかもしれませんが、わが家は基本的にはこんな感じでずっとうまくいっています。

「妻が上司」と思うくらいでちょうどいい

夫婦の上下関係について、いかがでしたでしょうか。

もちろん、いろんな夫婦の考え方はあるかもしれませんが、私たち夫婦にとっての正解をまとめますと…

まず、男性は会社でのあり方をつい家庭内に持ち込んで、妻を部下扱いしがちな人もいるかもしれませんが、それはNG!

意識の上では「妻は上司」だと思うくらいでちょうどよいのです。

それ以上に、夫婦とは本来対等な関係なので、お互いに労って、感謝しあうことが大事。

それでも対等であることをつい忘れてしまいがちな男性には、むしろ「妻は上司と思え」は肝に銘じておくほうがラクかもしれませんね。

ひよこひよこ

まあ、会社生活に慣れている男の人には、「妻を上司と思え」は案外わかりやすいのかもね。

うしおうしお

そうだね。
だから字面だけ見て、イラっとしないように!
この言葉の本質は、違うんだから。

ひよこひよこ

私は別に、うしおさんに「上司だと思って欲しい」とか思ってないからね(笑)。

すでに対等な夫婦関係を作れている男性には、「妻は上司と思え」はそもそも必要ないですけどね。

参考になれば、幸いです!