“夫婦円満のためにはパートナーに感謝しよう”
これってよく言われている言葉ですよね。
でも・・・
- 「本当に感謝をするだけで夫婦関係が良くなるの?」
- 「夫婦関係がいいから感謝しあってるってパターンじゃないの?」
そんな疑問がわいてきました。
実際のところ感謝するだけで夫婦関係が本当に良くなるのか?
調べるべく実際に1か月間、夫には伝えず、Twitterで夫への感謝を毎日寝る前にツイートすることにしました。
旦那に内緒で3日前からこっそり始めた「ありがとう実験」💡 具体的には”毎日寝る前に旦那へ感謝をツイ―トする”という実験 「感謝をする」というのは、人間関係に関する本だとよくあるアドバイス でも実際のところ、自分と相手にどのくらい変化があるのか? それを身をもって調べてみようと思ってます
— ひよこ@そのまんま夫婦(妻) (@piyomi1122) December 3, 2020
この記事では、その実験の様子と、毎日夫へ感謝を感じツイートすることで1か月後にどのくらい夫婦仲が変わったのか?実験結果をお伝えします。
結論からいうと、直接旦那に感謝を伝えなくても、驚くべき効果がありました!
「旦那に素直に感謝できない」という方は必見ですよ。
【実験概要】夫へは伝えず、感謝をこっそり書くだけでも夫婦仲は良くなるのか?
旦那に感謝を直接伝えれば、夫婦仲が良くなるのは当然ですよね。
だって感謝されて、悪い気になる人なんてひとりもいないもの!
「旦那が感謝したくなるようなことしてくれるなら、感謝するよ!」
そんな奥さんの声も聞こえてきそうですが・・・
旦那に毎日感謝を伝えるのって案外難しいんですよね。
しかも、感謝しようと思ってもなかなか素直になれない。
なんか恥ずかしいし、調子にのられても困るし、なんか負けた気がする、私だって感謝されてないのに!・・・なんて。
「旦那は毎日仕事頑張ってくれてるし、本当は感謝すべきなのはわかってるけど・・・」

では、直接伝えるんじゃなくて、感謝を思い浮かべたり、こっそり書くだけっていうのはどうでしょう?
それで、夫婦仲が良くなればもうけもんじゃない?
というところから、この実験がスタートしました。
実際に1か月間、毎日感謝をTwitterに投稿してみた
夫には内緒で、実際に約1か月間、@piyomi1122のアカウント(ひよこのアカウント)で夫への感謝を寝る前にほぼ毎日ツイ―トしました。
実施したのは2020年11月29日から2020年12月31日までの期間です。
日をまたいでしまったり、2、3日ほどツイートを忘れてしまった日がありますが、30日分あります。
下記に一部のツイートを掲載します。
お互いに感謝の気持ちがあれば夫婦は円満!✨
というわけで、今日から毎日寝る前に、勝手にパートナーへの感謝をつぶやくことにします!
相手に感謝してもらうにはまずは自分から。
直接言うのは恥ずかしいからTwitterで🤭まずはやっぱり、
いつも仕事頑張ってくれてありがとう!#夫ありがとう— ひよこ@そのまんま夫婦(妻) (@piyomi1122) November 29, 2020
毎日感謝ツイートをするようにしてから、夫に感謝されることが増えた気がする!
今日は「洗い物ありがとう」って
逆にありがとうって言ってくれて
ありがとう😭#夫ありがとう— ひよこ@そのまんま夫婦(妻) (@piyomi1122) December 8, 2020
付き合いももう10年 いつも一緒にいてくれてありがとう☺️#夫ありがとう
— ひよこ@そのまんま夫婦(妻) (@piyomi1122) December 14, 2020
内容は、仕事を頑張ってくれてることへの感謝が多くなりました。
特別なことがあれば、それに対する感謝をする日もありましたが、無理やりひねりだした日もあります。笑
内容はほとんど大したことはなくて「深い感謝の気持ちの日もあれば、浅い感謝の日もあった」という感じです。
最初は意識しないと感謝が思い浮かばないときもありました。

不思議とひと月くらい続けていると、寝る前に感謝をするのが習慣になりました。
感謝をすることが当たり前というか、簡単になったんです。
#夫ありがとうのハッシュタグですべてのツイートが確認できます。
【実験結果】こっそり1か月感謝をツイートし続けたら、夫に感謝されることが増えた!
調査項目 | 実験前 | 実験後 |
---|---|---|
私のプチイラっと頻度 | 週3~4回程度 | 週0~1回程度 |
ハグの回数 | 1日1回程度 | 1日3回程度 |
1日のうち、ネガティブよりになっている時間 | 0~1時間 | 0~30分 |
寝つき | やや悪い日が週1~2程度 | ほぼ良し |
体調 | 〇 | 〇 |
旦那の変化 | ・元気、仕事への意欲はまぁまぁ | ・元気、仕事への意欲はよりやる気(年始だからってのはあるかもしれない) ・より私の仕事部屋へ滞在するようになった ・何気ないことで感謝されることが増えた |
喧嘩や口論 | 軽い口論が月2~3程度 | 月0回 |
全体的に数値が改善され、夫婦仲が良くなっています!
夫婦仲に具体的な変化があったのはもちろんですが、それ以上に自分の精神状態への変化が大きかったですね。
例えば、前なら感情的になってしまうような話でも、落ち着いて話せるようになりました。
基本的には、自分が感情的にならなければ口論にならないこともよくわかりましたね^^;
また、感謝実験前はささいなことでも、やや相手を責めるような口調になってしまう時や、相手を変えようとして軽く怒ってしまう時があったんですが・・・
これも心の余裕ができて、必要以上に相手を責めるような言い方をすることは減りました。
起きてしまったことより「ここからどうするか?」を、より冷静に考えられるようになったと思います。
そして、ネガティブ思考について。
たまにややネガティブ思考になってしまうときもあったのですが、ネガティブになりがちなのってだいたい寝る前の時間なんですよね。
その時間にその日の感謝を考えることで、ポジティブな思考に切り替えられるためか、ネガティブな時間も減りました。
さらに、驚くべき変化があったのが旦那の行動です。
直接感謝を伝えてないのに、夫に感謝されることが増えました。
具体的には「トイレ掃除ありがとう!すごく綺麗になってる」「おいしいご飯作ってくれて幸せ」「洗い物ありがとう」など、何気ないことに対する感謝です。
大事なことなので繰り返しますが、直接旦那に感謝を伝える回数は増えてません。
あくまで、感謝を思い浮かべ、旦那に内緒でTwitterにツイートしていただけです。
それなのに感謝されることが増えた。

これは劇的ビフォアアフターじゃないでしょうか?
【結論】感謝は直接伝えなくても夫婦仲が良くなる
感謝実験中は、基本的にずっとポジティブな気持ちでいられました。
笑顔でいることもより多くなったと感じました。
感謝することで「ポジティブな気持ちでいよう」「笑顔でいよう」という意識自体もあがった気がします。
何かあっても許せるようになったし、「何か困るわけでもないし。ま、いっか」と流せる、広い心になれた気がします。
何かささいなことで嫌なことやイライラすることがあっても、寝る前に旦那への感謝を思い浮かべ、文章にすると、もやもやした気持ちがリセットされて、気持ちよく眠れるようになりました。
今回は、旦那へ感謝を直接(言葉で)伝えたわけではありません。
しかし、感謝を思い浮かべ、文章にするだけでも、間接的に夫婦仲に良い影響をあたえる好循環を生むことができました。
【精神面での余裕ができ、毎日良い精神状態を保てる】
→【ささいなことでイライラすることが減り、相手を許せるようになる】
→【笑顔でいれるようになり、相手への接し方が変わる】
→【相手が上機嫌でいる時間が増えて、感謝してくれるようになる】
→【夫婦関係が良くなる】
感謝することは「相手が自分にとって大切な存在だと認識する行為」なのではないでしょうか。ひよこ
より旦那を思う気持ち、愛する気持ちが増したように思います。
科学的にも証明されている感謝の効果
1.感謝するとリラックス効果や幸福効果のある脳内物質が分泌される
イリノイ大学の研究結果に「感謝やポジティブな感情が多く、幸福感を持っている人は、そうでない人に比べて9.4年長生きする」というものがあります。
感謝するとドーパミン、セロトニン、オキシトシン、エンドルフィンといった、幸福や癒し作用のある4つの脳内物質が分泌されます。
私は寝る前に感謝をしていたので、もやもやした感情のある日でも、感謝の効果によって気持ちがリセットされ、寝つきがよくなったのだと考えられます。
ほかにも感謝やポジティブな感情が多いと心臓血管系が安定し、免疫力が高まり、長生きするという研究結果はたくさんあり、感謝は健康にもいいことがわかっています。

体や心の調子が悪いとイライラしたり、相手を思いやることは難しくなりますよね。
でも、健康状態が良ければ自然と相手を気遣うことができるようになるはず。
また、2017年に立教大学でおこなわれた、感謝による幸福感への影響を調査する実験によると、「日常的に感謝をする傾向の高い人ほど、人生満足度や主観的幸福感が高い」ことがわかっています。(参考「感謝経験の享受が精神的健康に及ぼす影響」)
この実験は、1週間を振り返りありがたいと思ったことや感謝したこと、感謝されていると感じたことなどを思い浮かべ、できるだけ詳しく記述するというものです。

科学的にも、感謝を相手に伝えなくても、思い浮かべたり、書いたりするだけで、幸福度が高まることがわかっています
2.感謝すると感謝が返ってくる「返報性の心理」
心理学に「返報性の法則」というものがあります。
親切にされると「親切をお返しをしなければいけない」と思う心理のことです。
例えば、誰かからお土産をもらったら、「次はその人に自分がお土産を買ってこなければ」と思いますよね。
試食したら、何か買わないと申し訳ないかな、と思ったり。
この「お返しをしなければ」という心理は、物だけじゃなく、行動や感情に対してもはたらきます。
例えば、挨拶されたら「挨拶を返さなきゃ」と思うし、笑顔を向けられたらつい笑顔を返してしまう、というように。
旦那に優しくされたら優しくしたいと思うし、感謝されたら自分も感謝しようと思うわけです。
もちろん、旦那さんも同じ。
奥さんから感謝されたら、自分も感謝しようと思います。
感謝の気持ちを持つようになると、無意識に「ありがとう」という言葉が出やすくなります。
そうすると、当然旦那さんからの「ありがとう」も返ってくる。

相手からの感謝を待つのではなく、自分から感謝しあうという好循環をつくることができるんです。
ちなみに、先に紹介した幸福物質であるエンドルフィンは、感謝されることでも分泌されます。
“感謝し、感謝されることで、さらに幸福度がアップする”というわけですね!
3.ポジティブな言葉が少ないと夫婦は離婚するという研究結果
夫婦関係研究の心理学者ジョン・ゴットマン氏による「ポジティブな言葉とネガティブな言葉の割合が5:1を下回ると、夫婦は高い確率で離婚にいたる」という研究結果があります。
良好な関係のためには、ポジティブな言葉はネガティブな言葉の3倍以上必要、というわけですね。
つまり、夫婦間にポジティブな言葉が溢れていれば、良好な関係を維持できるとも言えます。
感謝の直接的な効果ではないですが、感謝の習慣がつけば自然とポジティブな言葉の割合が増えるので、離婚を回避し、夫婦円満になることにもつながるといえるでしょう。
感謝する習慣で夫婦円満!
旦那に内緒で、毎日旦那への感謝を考え、それをこっそりツイートするという感謝実験。
直接旦那に感謝を伝えなくても、夫婦仲が良くなることがわかりました。
感謝の内容は正直適当な日もありましたが、それでも効果はあったことや、科学的な感謝の効果から考えると、感謝の内容はさほど重要ではないようです。
それよりも感謝すること自体に自分への良い効果があり、そしてその効果により夫婦仲良しにつながる、ということなんだと思います。
感謝は伝染します。
奥さんからでも、旦那さんからでも、気軽に感謝ができるようになれば、間違いなく夫婦円満に近づきます。

感謝は日記に書いたりするだけでも十分効果があるので、ぜひ実践してみてください!